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野外活動イベント開催における傷害保険の利用について
文章・写真提供:特定非営利活動法人 EnVision環境保全事務所
野外活動を開催するにあたり、事故やケガには十分に注意を払う必要がありますが、それでも全てを防ぎきれるものではありませんし、逆にリスクを回避しすぎて子どもたちの行動に過剰な制限はかけたくないと思っています。ゆえに、小さな事故やケガは起こりうるものと想定しつつ、リスク管理を行っているつもりです。
具体的には、スタッフ間で場所や遊び方等に関するリスクポイントの情報共有、ファーストエイドの準備、避難経路の事前確認などを心がけています。更に、自分たちでは対応出来ない事故やケガについては、損害保険会社の傷害保険に加入することで備えています。
ここでは、その傷害保険について、私たちの取組みを紹介させていただきたいと思います。
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活動に対応する保険は、傷害保険や賠償責任保険など複数ありますが、この度の取組み事例として紹介させていただくのは、日帰り用の傷害保険についてです。
以前はイベント毎に手続きを行っていましたが、それだと前日・当日でのキャンセルや申し込みに対応できなかったり、準備に追われる中で時間を取られたりという課題があったので、保険代理店と相談をして、「行事参加者の傷害危険担保契約」の包括契約に変更していただきました。
- 被保険者リストの提出は不要(事故請求をする時点で提出)
- 参加人数は月末〆の翌月初旬報告
- 保険料は年間での確定精算
コンスタントに複数回開催される団体様には、このような契約が使い勝手が良いのではないかと思います。ただし、年間の包括契約にするかどうかは、実績報告をする日までに確定精算を済ませておかなければならないので、助成金への経費計上をする場合は注意が必要です。
保険手続き時までに被保険者リストを揃えなくても良くなったことが助かっています。直前のキャンセルや追加にも安心して対応出来るようになりました。さらに、年間の包括契約にしたことで、万が一の「うっかり保険の申し込みを忘れた!」という事態を避けられることも安心材料の一つです。
過去に一度だけ保険金請求をしたことがありましたが、当該契約方式でも何ら問題なく処理を進めることが出来、今後も安心して使うことが出来ます。
団体の活動の様子
取組み団体概要
団体名称 特定非営利活動法人 EnVision環境保全事務所 設立年月 2004年5月14日 団体HP URL http://www.env.gr.jp/ 団体連絡先 TEL・Fax:011-726-3072
MAIL:k-hama@env.gr.jp設立の経緯 1997年に前身の[EnVision]設立、主に野生動物の調査研究を行う。
2004年に活動の幅を拡張するため、[特定非営利活動法人EnVision環境保全事務所]を設立。現在に至る。目 的 環境問題の解決を阻む様々なギャップを埋め、地域と地球、人と自然、過去と未来をつなぐ環境の新提案を行う。
<活動の柱>
■環境情報作成や公開のシステムづくり
■野生生物の調査・研究
■環境教育・普及啓発
■国際協力
■政策提言
■その他、環境情報の提供、調査機材の紹介や販売、調査手法の開発 等構 成 常勤職員4名(男性2名、女性2名/50代1名、30代3名)、ボランティア(学生/生命環境学)
※子どもゆめ基金助成活動に携わっている構成員のみ記載