体験・読書に関する研究報告
各年齢期における子どもの体験活動と体験を通して得られる資質・能力の関係等についての分析調査結果
国立青少年振興機構では、子供の頃の体験を通じて得られる資質・能力を検証し、人間形成にとって、どの時期にどのような体験をすることが重要になるかを明らかにするため、各年齢期における子どもの体験活動と体験を通して得られる資質・能力の関係等について分析し、下記のような調査結果を得ました。
主な調査結果
子供の頃の体験が豊富な大人ほど、やる気が生きがいを持っている人が多い傾向がみられます。
経験したことのないことには何でもチャレンジしてみたい(現在)
「子どもの体験活動の実態に関する調査研究」報告書より(平成22年10月発行)
子供の頃の読書活動の効果に関する調査結果
また、子供の頃の読書活動の効果に関する調査研究においては、成人(20代~60代)の読書活動の実態や現在の意識・能力、さらには子供(小学校から高校)の読書活動の実態や現在の意識・能力を把握し、子供の読書活動の推進に資する資料をまとめました。
主な調査結果
本(紙媒体)を読まない人が増えています(図1)。(平成25年度調査と平成30年度調査を比較して)読書のツールに関係なく、読書している人はしていない人よりも意識・能力(非認知能力)が高い傾向がありますが、本(紙媒体)で読書している人の意識・能力(非認知能力)は最も高い傾向があります。(図2)。
図1:1ヶ月に読む本(紙媒体)の量の経年比較
図2:使用ツールにおける意識・非認知能力得点の違い
子供の頃の読書活動の効果に関する調査研究報告書より(令和3年3月発行)