子どもゆめ基金20周年式典
これを記念して、令和3年12月16日に国立オリンピック記念青少年総合センターにて記念式典を挙行いたしました。
多くの来賓の皆様と共にお祝いした式典の様子をリポートします。
子どもゆめ基金20周年記念式典 式次第(PDF/913KB)
開会(助成団体による和太鼓演奏)
NPO法人和太鼓文化研究会の皆さんが、迫力のある太鼓のパフォーマンスで来賓の皆様をお迎えしました。式辞
国立青少年教育振興機構理事長の古川和が開会の挨拶を行いました。国立青少年教育振興機構理事長 古川 和による式辞全文 (クリックで展開します)
国立青少年教育振興機構の古川でございます。
「子どもゆめ基金20周年記念式典」の開催にあたり、主催者を代表して御列席のみなさまに一言御挨拶申し上げます。
はじめに、新型コロナウイルス感染症の影響が続くなか、本日、森喜朗元内閣総理大臣、河村建夫前衆議院議員・子どもの未来を考える議員連盟会長、駐日ミクロネシア連邦大使館特命全権大使ジョン・フリッツ閣下、そして池田佳隆文部科学副大臣をはじめ、会場への御参集ならびにオンラインにて多くの御臨席を賜り、「子どもゆめ基金20周年記念式典」を挙行できますことを大変嬉しく存じます。
当機構が運営をいたします子どもゆめ基金事業は、超党派の国会議員の先生方で構成される「子どもの未来を考える議員連盟」が子どもたちの未来のために有意義な基金の創設を発意し、平成13年(2001年)4月に創設をされ、本年で20年を迎えました。未来を担う夢をもった子どもたちの健全育成を推進するために、子どもの自然体験、科学体験、異世代や地域間での交流体験、社会奉仕体験、職場体験、読み聞かせ会といった地域の草の根団体などが実施する様々な体験活動や読書活動、こうした各種活動のすそ野を広げる取組や子ども向けの教材開発等に対して支援を行ってまいりました。その結果、この20年間で約6万件の活動が行われ、延べ1,000万人を超える子どもたちが参加するに至りました。
また、海外の子どもたちとの交流を積極的に行い、「日中韓子ども童話交流事業」「ミクロネシア諸島自然体験交流事業」などの普及啓発事業も長年取り組んでまいりました。
創設から20年にわたり、充実した事業を実施することができましたのは、ひとえに、本基金創設に御尽力賜りました森先生、河村先生をはじめお支えいただいた歴代の国会議員のみなさま、池田文部科学副大臣をはじめ文部科学省、外務省ほか関係省庁のみなさま、ジョン・フリッツ大使をはじめ各国大使のみなさま、審査委員のみなさま、そのほか多くの関係者のお力添えがあってのものであり、この場をお借りして心からの御礼を申し上げます。
当機構は、青少年教育のナショナルセンターとして、全国各地に海・山・川の自然あふれる27の教育施設、ならびに、1964年東京オリンピックレガシーでもある、国立オリンピック記念青少年総合センターの計28施設を有しています。すべての青少年が多様で変化の激しい社会を生き抜く力を育てるために必要な様々な体験活動の機会と場を提供するとともに、若者が自ら集い、協働し、活躍する場としての役割も果たしていきたいと考えています。そのために、今後とも「子どもゆめ基金」事業などを通して関係機関・団体と連携して取り組んでいくとともに、引き続きみなさまの御指導・御鞭撻を仰ぎながら、当機構のミッションである「体験活動を通した青少年の自立」を達成するために、機構職員一同邁進し、子どもたちに「ゆめ」を届けてまいる所存です。
本来であれば、みなさまには本会場にて心ゆくまでお過ごしいただき、ともにこの喜びを分かち合いたかったところではありますが、感染対策を徹底し安心して御臨席いただくことを最優先した結果、断腸の思いではありますが、式典のみの開催となりましたことを衷心よりお詫び申し上げます。
結びに、御列席のみなさまにおかれましては、今後とも、子どもゆめ基金事業をはじめ、国立青少年教育振興機構の取組への御理解・御協力を賜りますようお願い申し上げ、私の挨拶といたします。
文部科学副大臣祝辞
文部科学副大臣の池田 佳隆様からご祝辞を賜りました。文部科学副大臣 池田 佳隆様による祝辞全文 (クリックで展開します)
子どもゆめ基金が創設20周年を迎えられましたことを、衷心よりお祝いを申し上げたいと思います。
子どもゆめ基金は、「子どもの未来を考える議員連盟」の発意により、21世紀を担う夢を持った子供たちの健全育成を図ることを目的に、平成13年4月に創設されました。
森先生と「子どもの未来を考える議員連盟」の会長である河村先生におかれましては、基金創設に並々ならぬ御尽力をいただきましたこと、この場をお借りして厚く御礼を申し上げます。
我が国は、現在大きな社会変革の時期を迎えております。文部科学省では、GIGAスクール構想によるデジタルならではの「学び」と、子供同士の学び合いや多様な体験活動などによるリアルな体験を通じた「学び」を車の両輪とする令和の日本型学校教育の実現に向けて、取り組んでいるところでございます。
新型コロナウイルス感染症の影響を受け体験活動の機会が減少している中、国立青少年教育振興機構におかれましては、安全で安心な体験活動の推進に、今後ますます御尽力いただくことを期待しております。,000万人を超える子どもたちが参加するに至りました。
結びになりますが、これまで子どもゆめ基金事業に対し、多大な御支援をいただきました「子どもの未来を考える議員連盟」をはじめとする国会議員の皆様方、ジョン・フリッツ特命全権大使をはじめ、子供たちに様々な体験活動の機会を御提供いただいている皆様方に、心からの感謝を申し上げます。皆様方の御健勝と、国立青少年教育振興機構の今後ますますの御発展を御祈念し、私からのお祝いの言葉とさせていただきます。本日は誠におめでとうございました。
来賓祝辞
ご来賓の皆様よりお祝いのお言葉を頂戴しました。元内閣総理大臣 森 喜朗様
前衆議院議員・子どもの未来を考える議員連盟会長 河村 建夫様
来賓紹介
- 駐日ミクロネシア連邦大使館特命全権大使、ジョン・フリッツ閣下
- 参議院議員 子どもの未来を考える議員連盟副会長 中曽根 弘文様
- 参議院議員 子どもの未来を考える議員連盟幹事 増子 輝彦様
- 衆議院議員 子どもの未来を考える議員連盟事務局長 泉 健太様
- 前衆議院議員 富田 茂之様
- 衆議院議員 谷 公一様 (秘書 磯 篤史様 代理出席)
- 中華人民共和国駐日本国大使館公使参事官 胡 志平様
- 駐日マーシャル諸島共和国大使館次席/公使 オベット・キロン 様
- 駐日パラオ共和国大使館臨時代理大使 ピーター・アデルバイ様
祝電披露
内閣府特命担当大臣 野田 聖子様、衆議院議員 中谷 一馬様、前衆議院議員 下地 幹郎様よりご祝電を頂戴いたしました。子どもゆめ基金事業の紹介
20周年記念動画
子どもゆめ基金助成団体メッセージ
子どもゆめ基金助成団体の皆様よりメッセージを頂戴しました。感謝状贈呈
長年にわたってご寄付いただいている企業・団体・個人を代表し、ライフカード株式会社様に対して感謝状を贈呈しました。ライフカード株式会社代表取締役社長 北之坊 敏泰様とプレゼンターの古川理事長
各国大使館からのメッセージ
海外の子どもたちとの交流事業に長年にわたってご協力をいただいている関係国大使館の皆様よりお祝いのメッセージを頂戴しました。駐日ミクロネシア連邦大使館特命全権大使 ジョン・フリッツ閣下
以下の皆様からはビデオメッセージを頂戴しました。
- 中華人民共和国駐日本国大使館特命全権大使 孔 鉉佑 閣下
- 駐日マーシャル諸島共和国大使館次席/公使 オベット・キロン 様
- 駐日パラオ共和国大使館臨時代理大使 ピーター・アデルバイ 様
- 駐日本国大韓民国大使館特命全権大使 姜 昌一 閣下
展示コーナー
式典会場では、国立青少年教育振興機構や「子どもゆめ基金」事業についての展示を行いました。「子どもゆめ基金」事業紹介パネル
助成事業の事例や国際交流事業についてのパネルをご覧いただけます。- 助成活動事例①自然体験(PDF/4.3MB)
- 助成活動事例②科学体験(PDF/3.3MB)
- 助成活動事例③社会奉仕その他(PDF/4MB)
- 助成活動事例④読書活動(PDF/2.7MB)
- 助成活動事例⑤交流(PDF/4.7MB)
- 子ども向け教材開発・普及活動(PDF/3MB)
- ミクロネシア諸島自然体験交流事業(PDF/2.3MB)
- 日中韓子ども童話交流事業(PDF/1.7MB)
「子どもゆめ基金」寄付者パネル掲示
会場の展示スペースにて、過去20年間に「子どもゆめ基金」にご寄付をいただいた多くの皆様のご芳名パネルの展示を行いました。「国立赤城青少年交流の家」「国立妙高青少年自然の家」記念式典紹介
今年開所50周年を迎えた「国立赤城青少年交流の家」と、30周年を迎えた「国立妙高青少年自然の家」で開催された記念式典の写真を展示しました。
引き続き、皆様方のご期待に沿えるよう努めてまいりますので、今後とも国立青少年教育振興機構及び
「子どもゆめ基金」事業へのご支援・ご協力を賜りますよう、宜しくお願いいたします。