外部講師との出会い ~和歌山県環境学習アドバイザー派遣事業を通して~

文章・写真提供:特定非営利活動法人 きのくに子どもNPO

 

 環境問題を子どもたちと一緒に考えたいという思いから、海の環境や海の生き物に関する専門的な知識を持つ講師を探す中で、環境学習アドバイザー派遣事業を知り、利用することになりました。  

          【SDGsワークショップ】

 和歌山県環境学習アドバイザー派遣事業とは、環境学習を推進するため、市町村や学校、事業者などが実施する学習会などに専門家を派遣する事業です

 県内在住で環境分野(環境問題、植物、野鳥、水生生物、星空などの自然観察他)に専門的な知識を備えた方がアドバイザーとして登録されています。主催者は、HPに掲載されているアドバイザーのプロフィールや学習内容などを参考に、県に申請します。要望に合わせて県担当課にアドバイザーを選定してもらうことも出来ます。

【磯観察】

 きのくに子どもNPOでは、2019年に実施した「和歌山の海を再発見!海の生き物と環境問題」の講師として、海洋環境の専門家を探していました。

 その際、この事業を見つけ、「クイズやゲーム、実験を用いて学んだことを行動に移せるような授業を心掛けている」とのメッセージをHPに載せていた講師の方が、今回の活動にピッタリだと思い申請をしました。

              【海の汚れ実験】

 2019年の活動の1つである、海の磯観察の講師に来て頂き、磯の生き物を観察するだけでなく、海のゴミ拾いをしたり、パックテストを使って汚れ具合を分かりやすく説明して頂きました。

 子どもたちは実験や目に見えるゴミの量を体感して、普段より理解が深まりました。

 また、講師の方がSDGs2030カードゲームの公認ファシリテータ―だったので、2020年のSDGsを考えるキャンプにつながりました。

取組み団体概要

団体名 特定非営利活動法人 きのくに子どもNPO
設立年月 2001年3月
団体HP URL kinokunikodomo.d.dooo.jp
団体連絡先

TEL:073-452-7710

kinokuni.kodomo@nifty.com

設立の経緯 1974年「和歌山子ども劇場」が誕生。1984年に組織分割し、和歌山西子ども劇場として独立。2001年7月3日、県知事より特定非営利活動法人として認証を受けた。
目 的 児童の権利に関する条約の精神に基づき、すべての子どもに対し、豊かな生活体験・芸術体験を提供する事で、子どもの発達・成長をサポートし、また子どもの社会参画の機会の拡充を図るとともに、子どもたちの生活および文化環境の向上に寄与することを目的とする。
構 成 理事長1名、理事9名、監事1名